2014年9月21日日曜日

Healthy Choices

今週は割と忙しくフィールドでの活動に同行しました。Healthy Choicesという活動で、簡単に言ってしまえば16歳から20歳くらいの子供たちに、コンドームを使いましょう・エイズはこういう病気ですよというようなことを啓発するような活動です。

だいたいの流れとしては、
➀子供たちに将来の夢や目標について議論させる
➁それらを叶えるために必要なことはなにかを議論させる
➂また、それらの阻害要因となりえるものは何かを議論させる
といった具合に➂で子供たちに中退、病気、妊娠などの要因を出すように導いてからセッションが始まるという感じです。一方的に教育するのではなく、生徒側から意見が出るように工夫されてる印象です。

学校によって生徒の反応や態度にも結構差があって、黙って真面目に聞いているところもあれば、SEXという単語が出るたびに1分くらいざわついて面倒くさいところもあるのが面白いです。ある学校では、SEXをしたことがある人は挙手してください。というくだりで、普通に半分くらいの子が手を挙げていたのに、コンドームを使った人は?という質問には3人くらいしか手を挙げていなくておいって思いました。

あとひとつ、は?って思ったことが…。セッションを行う前に大体どの学校でも各校の校長とだいたいこんなことをやりますという打ち合わせがあるのですが、ある学校の校長さんが、「実際は婚前交渉はタブーなのであって、コンドームを使おうという教育は、婚前交渉を許していることにつながるだろう。なぜそんなことを教えるのか。」みたいなことを言ってきたんです。まあ一理あるのかもしれないけど、この人は実際に多くの子供たちが若いうちから性交渉をはじめているという現実をどう受け止めてるのかなと気になってしまいました。実際に学校にも行けない、お金もない、仕事もない、なんにもない状態に陥ったがために、はけ口を求めて結局子供ができましたっていう状況が多くあるなかで、ただ婚前交渉は駄目です。という教育をしても意味がないということを理解できているんでしょうか。

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