2014年9月6日土曜日

スタツア➄

ケニアでの滞在を終えて、ウガンダに来ています。
異国の地で活躍している日本人の方々にお会いできて楽しい毎日です。

【あしながウガンダ】エイズで親を亡くした遺児たちに対して小学校教育・学習用具の配布・家庭訪問などの支援を行っている団体。まず初めに、あしながウガンダさんの周辺に住んでいる子供たちが外国人慣れしている印象をうけた。僕の研修地であるブシアのように、僕の顔を見て泣き出す子もいないし、20回くらいHow are you?と言ってくるような子もいなくて、あしながウガンダさんの存在がコミュニティに受け入れられてる気がした。実際に被支援者の家庭を3軒訪問して、やはりみんな言っていたのは「お金がない」ということ。この言葉って事実ではあるとは思うのだけど、やっぱりこれを言うことで、もらえるものは全部もらいたいというメンタリティもあるような気がする。
教育は未来への投資でもあって、実際に有能な人材が教育を受ける環境にないというのはものすごく残念だし、日本だったり他の外国にウガンダから留学生が学びに行くことができるというのは、とっても有意義なものではある。でもやっぱり、学費ちょうだい学費ちょうだいと言ってくる人々の姿にはしっくりこないものがあるなって改めて思った。自立って二文字だけどとんでもなく果てしない気がする。

そして昨日は養鶏場を経営して、HIV陽性者のための雇用創出活動を行っている女性のところに訪問してきました。
一言でいうとめちゃくちゃ大変そう。でも楽しそう。盗みを働く人やしっかり働いてくれない人はやっぱりいて、その都度何人も解雇してきたとのこと。やはり彼女自身が厳しい態度で従業員に接していて、うまくプレッシャーをかけているというか、この事業がうまくいかなかったら自分たちの生活も危ういという危機管理を持たせているような気がした。
畜産のノウハウ自体の教育はそこまで難しくもないかもしれないけど、気持ちの改革って時間も労力もかかる。その中でウガンダ人がウガンダ人だけで生活できるようなサイクルを構築しようとしている姿にとても感銘を受けました。今回はスタートアップ期間だったのですが、鶏が卵の生産を始めて、繁殖したときに事業がどうなっているのか見に行きたいな。

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