2014年9月2日火曜日

スタツア➂

やっとネットが繋がりました。今はウガンダにいるのですが、ケニア滞在を振り返ります。

【FKP】ケニア最大のスラムであるキベラスラムで、音楽教室のような活動を行っているNGO。教室で子供たちがものすごく元気に歌を歌っていて、なんだか生きてるなっていう感じでした。平和についての歌だったり、平等についての歌だったりをうたっていて、割と宗教チックな感じだったけど、その宗教が心の充足につながるのであれば、それも必要なのだろうと。スラムのような厳しい環境では強く生きていかないと生きられないのだろうし、音楽を通して前向きに生きるというアプローチはとても有効なんだなと感じました。小さい頃からその施設を利用していた若者が、先生として小さい子供たちの面倒を見ている姿を見て、コミュニティのなかで憧れの存在というか、この人みたいになりたいから頑張ろうと思えるロールモデルがいるということって、ものすごく大事だし幸せなことなんだなと実感しました。

【CanDo】CanDoの方々とは一緒にディナーをするという形だったのですが、終始ケニア人と働くことって大変ですよねえそうですよねえみたいな話をしていました。時間通りに来ないくせに給料だけ請求してきますよねえとか、普通に騙してきますよねえとか。ものすごく共感したのは、支援者側のメンタリティの問題。やっぱり最終的には被支援者が支援を必要としない段階まで持っていくのが理想的なんですが、その状態まで持っていくのって物凄く大変な話だなと。支援をしていく段階で一種の支援慣れというか、なにかしてもらえるから自分たちはそれを待っていればいいやと思う人は必ずいるはずで、支援を与えたがゆえにかつて持っていた逞しさというか反骨心のようなものが消えるというリスクもあるという話が、個人的にとても胸に刺さりました。

その後マサイマラにも行ってきました。マサイ族の友達もできたし、動物もわんさかいたし、刈りに失敗するチーターの情けない姿も見れて大満足でした。写真もいつかあげたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿